栄冠の正体

日本の高校野球について独自の視点から考える。

中学生の高校(野球部)選びについて

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結婚してから「失敗した」と気がついても後の祭り。

結婚する前に相手のことをよく知ってから、籍を入れるのが結婚を考えている大人には大切なことですよね。

 

家を買ってから「失敗した」と気がついても後の祭り。

買う前に他の物件と比べたり、詳しい人に相談したりするのが、住宅の購入を考えている人には大切なことですよね。

 

 

まぁ、私は独身だし賃貸マンションで悠々自適に暮らしていますが。

 

 

 

さて本題に入る。

 

 

高校野球の道に進もうとしている未来の球児に大切なことは何か。

 

 

私は高校(野球部)選びこそが大切であると思う。

もしかしたら自身の能力向上よりも、ある意味大切かもしれない。

 

 

中学生の高校選びが大切だなんて、何を当たり前のことを言っているんだ。と皆さん思われるかもしれない。(自分でもそう思う。)

 

でもね、この当たり前のことを意外とやっていない人も多いという事実を知ってもらいたい。

そして「失敗した」高校選びの先には、退学や心に傷を負って卒業、挽回することのできない失敗体験をもって次の進路に進むという事態も考えられる。

 

自分のいた高校の野球部の部員でも少なからず、そういう部員がいた。そして中学生の時に同じチームで野球をしていた仲間がこのパターンにハマったのを見てきた。

さらに、現在中学生の指導にあたっている指導者からも同様の話を聞いている。

そして、なにより私自身も高校選びに失敗した一人だからだ。

 

そういった自身の経験があるからこそ、このような記事を書こうと思った。

なぜなら高校の野球部の情報って得ようとしても、普通の人にはあまり手に入らないじゃないですか。

知り合いや先輩が先に入学・入部していれば割とリアルな話が聞けるかもしれないけど、普通の中学生や親御さんが知りたい情報を手に入れようとしたら、何をどう調べればいいのか難しいと思う。

 

 

つまり、高校の野球部って外部からしたら、かなりの「ブラックボックス」なんですよね。

軽く調べたくらいじゃ良いところしか出てこないし、何かの掲示板だと情報の真偽が掴めない。

 

 

そういったことで起こる「球児と野球部のミスマッチ」を少しでも減らすために、高校を選ぶ際に取り入れてほしい視点を書いていく。

 

 

 

 

 

1.選手のランクから考える高校選びの視点

 

いくつかのケースに分けて解説していこう。

下の画像は未来の球児の野球の能力で簡単にランクをつけたものとなっている。

ほんと簡単に分けただけなので参考程度で見てほしい。

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ここから選手を4つのランクに仮定する。こちらも参考程度に見てほしい。

実際はもっと様々な要素が絡んでくる、そんなことは100も承知している。

 

A:甲子園常連校や強豪校から声がかかり、レギュラーを掴める選手。当然甲子園出場を狙っている。

B:強豪校~たまに上位に食い込む中堅校で3年夏までにレギュラーになれる選手。甲子園出場を狙うが、Aランクの選手よりも甲子園に出場できる可能性は高くない。

C:中位の中堅校~弱小校上位でレギュラーになれる選手。甲子園出場というよりは、自身の偏差値や、校風等、通いやすい高校を選び、野球部での活動は一生懸命上を目指すけど、勝ち上れるかはその年しだい。

D:弱小校全般でレギュラーになれる選手。あまり野球部の活動に重きを置いていない。野球部に入ってもある程度活動しているレベル。

 

我ながら雑に分けてしまった。

 

ランク毎に解説すると

 

■Aランクの選手に必要な視点

Aランクの選手は完全な売り手市場状態にあるので、シニア・ボーイズ等の監督から謎の圧力がなければ、基本的には声がかかった高校から入りたいとこを選べは良いと思う。その際に気をつけたいのが以下のポイントだ。

・実際に試合・練習の見学に行って、入部したいか確かめてみる(家から遠くても1度は見てみるのが望ましい。)
・先輩や知り合いがいれば、実際の練習の雰囲気等を教えてもらう
・怪我をした選手への扱いはどうなのか(怪我の内容しだいで扱いが急に変わらないか)

・理不尽な慣習があるか(後輩は先輩の奴隷等)

・練習の雰囲気はどんな感じか。

 

・自分以外にも実力のある部員が入学するか(一人じゃ勝ち上がれないので)

 

 

■Bランクの選手に必要な視点

少し背伸びをして強豪校などに入った場合は、Aランクの選手の視点にプラスして以下の点をもってほしい。

・理不尽な慣習はないか

・自身の力を示せるチャンスが与えられそうか(例え一般部員だとしても試合に出るチャンスがあるか)

・考えたくないが、野球が上手くいかなかった時に、高校生活を送れそうか

高校に入ってから化ける選手がBランクから出てくる可能性は大いにあるため、キチンと進学しようと思う高校の野球部と学生生活について考えよう。

 

■Cランクの選手に必要な視点

このあたりの選手から野球部中心の高校選びをしないことも考えられるため、学業面にも触れていく。

・全国制覇、甲子園出場と言わないまでも部として目標に向かって活動しているか

・顧問や監督は野球部の活動に熱意があるか

・高校卒業後の進路から大きく外れる学校選択ではないか

このCランクからも化ける可能性のある選手は出てくる。高校でソコソコでも大学で注目を浴びる選手もいる。野球も学業もバランスよく取り組んでもらいたい。

 

■Dランクの選手に必要な視点

正直、野球も好きだけど普通の学生生活が大事って人もいると思うんだ。

もしくは野球よりも、楽しい学生生活を望んでいたりとかね。

なので、下記の点を取り入れてほしい。

・共学か

・楽しい学校行事はあるか(ちなみに私は予選と重なり修学旅行に行っていない)

・青春できそうか

秒速5センチメートルできそうか

・君の名はできそうか

最後はちょっとふざけてしまったけど、楽しい学生生活を送ってほしいと思う。

野球をやめてからの人生が長いんだから。

 

まとめ

長くなってしまったけど、ちゃんと野球をやろうと考えている人は練習や試合の見学に行き、部の雰囲気や監督の人柄を探ること。

監督って高校によっては神様以上だからね。たった2年半でもいろいろなことが起こると思うので、何よりもチェックしたほうがいいと考える。

自分でできる限り調べたり、チェックして、それでも部と自分が合わなかったら野球以外に熱中できることを探していいと思う。

日本では辛いことでも継続することが美徳とされるけど、勇気を持って新しいことに挑戦するのも素晴らしいし、誰にでもできることじゃないから。

 

本気で高校野球に取り組もうと考えている球児は、早い段階からの身体づくりを意識して、ハードな練習にもついていけるようにしよう。

最近は、プロテインも豊富な種類があるけど、まずはオーソドックスなものから試すのがいいかと。

 

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